Art-Oil

油絵のマチエール

油絵と言えば、セザンヌがー油絵は美しい、と言った言葉を思い出す。油絵の持つマチエールの美しさは水彩画にはないもので、思わず目を惹きつけるものがある。簡単に言えば水彩が顔料を水で溶くのに対し、油絵はそれを油で混ぜ合わせたもので、その美しさはひとえに油の持つ特性と言える。
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ボナール

色彩の魔術師とまで言われた画家だが、絵を描き始めても長い間その良さが分からなかった。こちらにそれを受け入れる力が無かったのだろう。また彼の絵は出来においてかなりばらつきがあるので、そのことも関係しているかもしれない。
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マチス

マチスの絵を画集で見てもその良さは中々分かりにくい。しかし実物を前にすると薄い絵具の塗りが物足りないとは思わず、それ独自の明朗な美しさを放ち、そこで筆を置いた必然性が分かるような気がする。彼のゆるやかな絵具の塗りには時代精神の働きがある。
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絵を描く人に是非読んでもらいたい本

私がニューヨークに絵の留学するきっかけになった本で、絵を本格的に学ぼうとする人にはぜひとも読んで実践してほしいと思う本。世にあふれているハウツー本とは違い、目の前にあるものに自分の感覚全てを働かせて自らの芸術的感覚を養っていくことに主眼を置いて、そのためのユニークなアプローチにあふれている比類なき本。
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庭の水彩画

庭を描きながら感じるのは、緑の中にある花はやはり人の顔みたいなもので風景の中で中心的存在となっている事。そこにいくつもの顔があれば風景は華やかになるし、逆に殆ど無ければ空間はなにか内省的な面持ちに見える。
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サイト上の個展

松本輝重作品展(会期4月5日(月)~10日(土)、場所 GOMA Gallery ExaART(https://www.gallery-exaart.com/)(大阪市))に出品した作品によるネット上での作品展。
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無彩色的な絵

色彩的な絵ばかり描いていると、それに疲れて無彩色的な絵をかきたくなる。それはとても自然なことで、両者はお互い必要としている。無彩色の一体性から色彩の世界が生まれ、それがまた色のない世界を豊かにするという終わりのない循環が確かにある。
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モジリアニ

モジリアニーの絵は不思議だ、何か別世界の香りがする。美術館などで彼の絵を見ると、遠くからでもひときわ輝き、目に飛び込んでくる。その作品の周りだけ違う空気が流れている気がする。
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長谷川利行

長谷川利行は日本人画家の中で私が最も好きな画家。他にも有名な画家は沢山いるけれど、彼は突出している。彼の滅茶苦茶な生き方は兎も角、その画才は天賦の才だと思わずにはいられない何かが宿っている。
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作品展のお知らせ

松本輝重作品展のお知らせ、会期4月5日(月)~10日(土)、場所 GOMA Gallery ExaART(https://www.gallery-exaart.com/)(大阪市),水彩画を中心に20点ほど展示予定です。