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歯科医院での 作品展のお知らせ―松本輝重

松本輝重作品展のお知らせ、横須賀市野比にあるバッファロー歯科医院において4/30(日),5/1(月),3(水),4(木) の4日間絵を中心に作品を展示します。初期のものから最近のものまで走馬灯のような作品展を予定しています。  
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油絵の具の流動性について

水彩画の水に当たるのが油彩画ではテレピンとかぺトロールという揮発油だけど、それで絵の具を希釈すれば水彩画のように流動的な油絵が描けます。描き始めのその流動性の感覚がすべての土台になるので、例えゴッホのような堅牢な絵を描きたくても最初は絵の具を流動的に使うことを勧めます。
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ひまわりの油絵

夏の花の代名詞、ひまわり。ひまわりと言えばゴッホ。十何年かぶりにひまわりを油絵で描きたいと思ってはいたけど、野に咲くひまわりはなかなか手に入らないので諦めていた所、農家の野菜市で向日葵を発見。描いたり消したり四苦八苦して結果、3枚UPしました。
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私の好きな画家たちー(1~13)

私の好きな画家、と題して13人ほど選びその画家たちについて書いた文をブログで取り上げました。この記事が誰かの目にとまり今までその存在すら知らなかった画家に興味を覚えたり、絵を見る世界が広がればいいのにな~という思いです。
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ブリューゲル

ブリューゲルは不思議な画家だ。400年以上も前に描かれた綿密な絵にもかかわらず時代の古さを感じさせないし、その晴朗で透明感のある絵はモダンな感じさえする。葉っぱの一枚一枚を描きながらも全体を壊したり弱くすることもなく壮麗な世界を表出させるその描写は見れば見るほど不思議だ。
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ドラクロワ

ドラクロワはセザンヌが敬愛してやまなかった画家で、印象派に端緒を開いた偉大な画家。彼はまたダンディな画家でもあり、まさにライオンのような風格の持ち主で若い時は社交界の花だったりしたらしい。しかし生涯独身で内面には深い孤独を抱え、晩年は修道増のように絵に明け暮れた。
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セザンヌ

‘セザンヌ’特別の響きを持った名、荘厳なミサを聴くようだ。近代絵画の父、画家の精神的拠り所、そう言われる何かが彼の絵の中にある。彼の絵は一見人間味に欠けるようにも思われがちだが、彼は言わく、感情は門のようなもので一度くぐればいい、自分の感情を客観化する厚かましさを持たねばならない、と。
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モネ

モネは音楽家で言えば絶対音感をもっているような画家だ。対象を描出する的確な色をさも簡単にパレットの上に作り出し、それを消すことも無く次々と確かなタッチで重ねて絵を描いているような感じだ。特に中間色は音楽的ともいえる程ぴたっと全体の中に調和していて実に美しく、感心せずにはいられない。
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ゴッホ

私が最も好きな画家の1人。ゴッホの絵から伝わる途方も無いエネルギーと色彩のオーケストラの素晴らしさ、粘性のある絵具をリズムを伴った力強いタッチで対象を描き上げていく彼の絵は全てが緊密に結び合わされ、光はどこからも漏れず、画面の底から輝いているように見える。
Art-Oil

油絵のマチエール

油絵と言えば、セザンヌがー油絵は美しい、と言った言葉を思い出す。油絵の持つマチエールの美しさは水彩画にはないもので、思わず目を惹きつけるものがある。簡単に言えば水彩が顔料を水で溶くのに対し、油絵はそれを油で混ぜ合わせたもので、その美しさはひとえに油の持つ特性と言える。