画家

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私の好きな画家たちー(1~13)

私の好きな画家、と題して13人ほど選びその画家たちについて書いた文をブログで取り上げました。この記事が誰かの目にとまり今までその存在すら知らなかった画家に興味を覚えたり、絵を見る世界が広がればいいのにな~という思いです。
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ブリューゲル

ブリューゲルは不思議な画家だ。400年以上も前に描かれた綿密な絵にもかかわらず時代の古さを感じさせないし、その晴朗で透明感のある絵はモダンな感じさえする。葉っぱの一枚一枚を描きながらも全体を壊したり弱くすることもなく壮麗な世界を表出させるその描写は見れば見るほど不思議だ。
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ドラクロワ

ドラクロワはセザンヌが敬愛してやまなかった画家で、印象派に端緒を開いた偉大な画家。彼はまたダンディな画家でもあり、まさにライオンのような風格の持ち主で若い時は社交界の花だったりしたらしい。しかし生涯独身で内面には深い孤独を抱え、晩年は修道増のように絵に明け暮れた。
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セザンヌ

‘セザンヌ’特別の響きを持った名、荘厳なミサを聴くようだ。近代絵画の父、画家の精神的拠り所、そう言われる何かが彼の絵の中にある。彼の絵は一見人間味に欠けるようにも思われがちだが、彼は言わく、感情は門のようなもので一度くぐればいい、自分の感情を客観化する厚かましさを持たねばならない、と。
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モネ

モネは音楽家で言えば絶対音感をもっているような画家だ。対象を描出する的確な色をさも簡単にパレットの上に作り出し、それを消すことも無く次々と確かなタッチで重ねて絵を描いているような感じだ。特に中間色は音楽的ともいえる程ぴたっと全体の中に調和していて実に美しく、感心せずにはいられない。
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ゴッホ

私が最も好きな画家の1人。ゴッホの絵から伝わる途方も無いエネルギーと色彩のオーケストラの素晴らしさ、粘性のある絵具をリズムを伴った力強いタッチで対象を描き上げていく彼の絵は全てが緊密に結び合わされ、光はどこからも漏れず、画面の底から輝いているように見える。
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ボナール

色彩の魔術師とまで言われた画家だが、絵を描き始めても長い間その良さが分からなかった。こちらにそれを受け入れる力が無かったのだろう。また彼の絵は出来においてかなりばらつきがあるので、そのことも関係しているかもしれない。
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マチス

マチスの絵を画集で見てもその良さは中々分かりにくい。しかし実物を前にすると薄い絵具の塗りが物足りないとは思わず、それ独自の明朗な美しさを放ち、そこで筆を置いた必然性が分かるような気がする。彼のゆるやかな絵具の塗りには時代精神の働きがある。
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モジリアニ

モジリアニーの絵は不思議だ、何か別世界の香りがする。美術館などで彼の絵を見ると、遠くからでもひときわ輝き、目に飛び込んでくる。その作品の周りだけ違う空気が流れている気がする。
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長谷川利行

長谷川利行は日本人画家の中で私が最も好きな画家。他にも有名な画家は沢山いるけれど、彼は突出している。彼の滅茶苦茶な生き方は兎も角、その画才は天賦の才だと思わずにはいられない何かが宿っている。
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